So-net無料ブログ作成

松尾スズキのミュージカル「キャバレー」 [芝居]

いいことだけを見て、いいことだけを言う人が嫌いだ。

どっちかというと毒のある人がものすごく好きなのが私である。

きっと小さい頃からいい子ぶりっ子でやってきたその反動、ないものねだり。。。

いくらでもそこから自己分析できる。

松尾スズキ演出のミュージカル「キャバレー」を観にいった。

ずっとずっと彼の舞台を観たいと思っていた。

何年も前から彼の本が好きでよく読んでいた。でもそれも5年以上前の話。。。

長年の念願が叶い、やっと観にいく機会が訪れた。なんと学生時代からの友人が

ミュージシャンとして出演するということで!

松尾スズキのキャバレー、なんかすごかったぞ。

ド派手で、お下品で(劇中のセリフ)、ていねいで繊細、そしてスマートな円。。。

そんな印象を受けました。

特に最後のクライマックス、すべてが混ざり合うあのシーン、

もう舞台ですらなく映画を観ているようだった。

最初から最後までちりばめられた松尾色の笑いに

真剣に考えよう、ひたろうとすると何度も引き戻され、

行っては戻り、行っては戻り、

なぜかあの至福と激痛の陣痛を思い出してしまった。

闇と光、天と地の底、快楽と苦しみ、熱狂の中の孤独、出会いと別れ、生と死、

終わりと始まり。。。

そしてシャボン玉のようにすべてが消える。

帰り道、小田急線のホームからは日が暮れる前の空が見えた。

まだ少し明るい空に白く浮かび上がる半月、西の空は赤くやさしく輝き

もうすぐ闇が埋め尽くす前の美しい瞬間を見たとき

私はホームで「ああ、ここがキャバレーだよ。」と思いました。

電車に乗り込むともう暗くなっていて、駅に着いたとき

「私はどこに着いたんだろう。」とはっとして

松尾さんの世界にどっぷりはまっていたことに気づいたのでした。









コメント(0) 
共通テーマ:仕事

イッセー尾形と小松政夫のびーめん生活 [芝居]

きのう、三茶の世田谷パブリックシアターで

イッセー尾形と小松政夫の二人芝居を観てきた。

まず、客席のおっさん度に驚く。

芝居でこんなにおっさんがいるなんて初めて!

寄席以来だ...。

根強い人気を感じる。

私はずっと前からイッセー尾形さんの舞台を観たいと思っていたので

とてもわくわくして嬉しかった。

小松政夫さんも、名前を聞くだけで笑ってしまう。

いや~、この二人が共演なんてすごいなあ!と思っていた。

舞台は最高だった。

会場大爆笑。

私もまるで茶の間で笑うように大笑いした。

人を笑わせるってすごい。

そして、着替えもすべて舞台上で行うので

いかに変身していくか丸見えなのである。

二人がおばさんになり、おじさんになり、船員、高校生へと次々に変わる。

しかも即興だ。

二人がほんとに困ったり、必死だったり...

そんな様子が手に取るようにわかる。

でも、イッセーさんは大変ながらもとても楽しそうだった。

あの人たちは自分の才能を本当に花開かせた数少ない人達だろう。

素晴らしいものを観ると必ず思う。

ああ、同じ時代に生きていて良かった。

素晴らしいときを共有できて自分は幸せ者だと。

有頂天ホテルを観て以来あんなに笑った。

私は、ばかばかしいことを必死でやってる大人って好きだ。

いつか息子と一緒に来たいなあ。

あんな素晴らしい人たちがこの世にいるって知ってほしい。

それまで頑張って続けていてほしい。

終わる時間を40分も過ぎての閉演だったので

アンケートをいそいで書いて、世田谷線に飛び乗り

トイレに行きたいのも我慢して必死で走って保育園のお迎えに行った。

やっぱり人生って喜劇ですね。


メッセージを送る

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。